目次
そもそも栄養士の委託給食会社とは?
学校や病院での製造工場から給食業務を委託され、管理栄養士や栄養士、調理師を派遣する業務委託会社のことです。
ここでは委託給食業者のメリットやデメリット、栄養士の業務内容についてお話しします。
委託給食会社はなんで悪いイメージがあるの?
委託業者の栄養士と聞くとブラックなイメージがあるようです。そもそもなぜのようなイメージがついたのでしょうか。
委託給食業者の栄養士と比較されるのが直営栄養士です。食事を提供する業者や病院、施設に直接採用されている栄養士です。
実質的に求人枠は直営より委託の方が多く、働く人が多いため不満の声を上げている人が多くなってしまうのです。その為良いところより悪いところが目立ってしまうこととなり、イメージが悪くなっていってしまいました。
また委託給食会社も多く、職場によって環境の良いところ悪いところの差がある為、委託=悪いイメージと広まってしまったようです。
委託給食会社のメリット
委託業者のメリットって何でしょうか。
委託業者に不安な方も以下にまとめてみますので参考にしてくださいね。
求人枠が多い
まず求人枠が多いので、常に求人があり就職のハードルが低いです。
また新卒や経験のない人でも広く採用しているのも特徴です。
調理スキルを身につけることができる
給食委託業者では調理業務があるところがほとんどで、調理スキルを身につけることができます。そこで身につけたスキルは必ず役に立つのでとてもいい経験になります。
異動ができる
会社の規模によりますが人手が多い為、人員不足が問題となることがあまりありません。
また色々な現場がある為、合わなければ退職せず異動をすることも可能です。
契約している場所であれば様々な業態の現場で働くことも可能です。
社内研修や育成がしっかりしている
新卒栄養士や未経験を採用することが多い為、社内研修や人材育成がしっかりしているところがあります。
調理スキルもそうですが、栄養士としての技術や知識を研修として身につけることができます。
委託給食会社のデメリット
では委託業者のデメリットとは何があるのでしょうか。
こちらもしっかり見ていきましょう。
給与面が比較的低め
給与面については比較的低めの傾向です。昇進してマネージャーや営業となると給与も上が上がるようですが、そうではない場合あまり上がらないようです。
転勤や他現場の応援がある
多くの現場を抱えている為、人員が足りなくなった現場に応援で手伝いに行くといったことがあったり、転勤があったりと一定の職場で働くことがあまりありません。
直営側との立場
直営側に栄養士がいる場合、献立や現場を取り仕切っているのが直営の栄養士です。その為、立場的に委託側が指示を受けたりするので、低く見られがちです。
専門知識が身につきにくい
委託業者としての栄養士のスキルや技術、知識は身につきますが、より専門的な知識は身につきにくいです。
給食委託業者で働く栄養士の業務内容は?
基本的な現場では直営側に栄養士がおり、直営側の栄養士から指示を受け、その指示に従って業務を行います。その為、献立作成をすることがあまりなく主な業務は調理が多いです。
しかし、給食委託業者にもよりますが、契約で献立作成や帳票作成も業務に入っている現場もあります。
委託給食業者としての栄養士で調理業務がほとんどとなると、専門的な栄養士の知識を活かせる場面が少なくなり、これも栄養士が退屈してしまい退職する起因になってしまいますね。
まとめ
給食委託業者について、ブラックなイメージがついているのは働く人数の母数が多いからということでしたね。調理スキルは栄養士としてどの現場でも役立つことなので、今後栄養士として働く上で大きな自信になります。
また栄養士に限らず、配属先の現場の良し悪しがあり、それと向き合って働くということは一般の社会人にとっても良くあることでしたね。
給食委託業者のメリットとデメリットをしっかりと把握し、働き方を今一度考えるきっかけとして自分にあった就職先を見つけましょう。
栄養士くらぶ編集部
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