現役の学生も栄養士として働きつつ試験に挑まれる方も、合格するにはどの勉強法が自分に合っているのかを模索しつつ取り組まれていると思います。その中でこの勉強法で合っているのだろうか?苦手分野を克服するには?等々悩まれている方必見です。今回は管理栄養士を目指す人にぜひお勧めしたい勉強法についてご紹介します。
目次
管理栄養士試験から逆算して計画を立てる
勉強を始める前に国家試験までの日にちと、1日の勉強時間を確認しスケジュールを立てましょう。自分に合った無理のない計画を立てることで、毎日の習慣として勉強にスムーズに取り組み始めることができるようになります。
方法1.試験合格のためのスケジュールを組む
漠然とスケジュールを立てましょうといわれても戸惑われますよね。
まずは、自分の実力を知るために過去の試験問題を一度(1年分)解いてみましょう。自分の得意分野苦手分野の把握ができたら、これから試験まで使用する参考書を1冊決めて勉強を開始します。
参考書をベースにして基礎の復習を行い、しっかりとした土台作りを行います。
苦手分野の克服にもつながりますので、基礎をしっかり学び直しましょう。
参考書では説明不足な部分は新たに参考書を追加するのではなく、教科書等で調べ付箋紙に書き込み、最初に決めた参考書に張り付けておきます。
参考書を1冊にしぼることでまとまりができ整理しやすくなります。基礎の復習が終わったら10月までは苦手分野を中心とした勉強を強化していきます。
試験日に近づいてくる11月から2月にかけてはできるだけたくさんの過去問を解き、試験に慣れることと弱点の洗い出しをしていきましょう。
試験月の3月には即応力を養うために一問一答を解いていきます。限られた試験時間内で正しく判断して回答できるように備えましょう。
方法2.得点を取りやすい科目から勉強する
得点を取りやすい科目から勉強していくのも合格に近づく大事な要素になってきます。
特に人体の構造と機能および疾病の成り立ち、臨床栄養学、次いで公衆栄養学、社会・環境と健康の配分得点が高くなっています。
人体の構造と機能および疾病の成り立ちと臨床栄養学、公衆栄養学と社会・環境と健康の組み合わせはどちらも分野をまたいでつながりが深く、分野ごと勉強していくよりも同じようなペースで勉強していくと理解しやすくなります。
これらの分野は苦手な方も多いかと思いますので、時間をかけてゆっくり確実に勉強していきましょう。配分得点の高い分野で確実に点数を取れるようになれば合格率も格段にあがります。
方法3.後回しにしても良い科目がある
人体の構造と機能、臨床栄養学、公衆栄養学のように他の分野とのつながりがあるものに関しては、分野別に独立して勉強していくよりも、万遍なく同じスピードで勉強を進めていく方が効率的です。
しかし、給食経営管理論のようにほかの分野とのつながりが浅い分野については単体での勉強も可能です
根詰めて同じような分野の勉強をしていると疲れてきてしまいますよね。そんなときに気分転換もかねて違った分野を勉強するのもよいでしょう。
また、あれもこれも手を付けて頭の中が混乱しそうなときには、関連性をみて優先順位をつけて勉強していくことも効率アップにつながります。
方法4.しっかり休むこと!
特に試験前には不安や焦りが出てきて休憩も惜しんで勉強をされる方もいらっしゃるかもしれませんが、身体を壊してしまっては試験本番でベストを尽くすことができません。試験前だからこそしっかり休養して体調を整えておきましょう。
勉強方法は十人十色
今回は管理栄養士を目指す人に勧めたい4つの勉強法についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。勉強に正しい方法はありません。
文字を読んで覚える人もいれば書いて覚えるという人もいます。今回ご紹介した勉強法をベースに自分に合った方法で勉強を進めていただけたらと思います。
栄養士くらぶ編集部
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