栄養士として活躍されている皆さん!皆さんの働いている職場の人間関係は良好でしょうか?
現在栄養士の資格取得のために頑張っていらっしゃる皆さんは職場環境が気になるところではないでしょうか。
一度職についてしまうと転職はなかなか簡単ではありません。今回は栄養士とかかわりの深い職種である調理師との人間関係についてみていきたいと思います。
目次
栄養士と調理師の関係
栄養士は食のプロ、調理師は調理のプロ。どちらもそれぞれ自分の仕事にプライドを持って仕事をしています。
栄養士は献立作成から食材の発注、調理の流れまで全てを担っています。調理師は献立に沿って食材の切込みから調理、盛り付けまで調理全般を担っています。
食に携わる職業なので同じ職場で働く機会の多い職種になります。どちらかが欠ければその分どちらかに負担がかかります。円滑な関係を築きたいところですね。
栄養士と調理師は仲が悪いってホント?
栄養士と調理師の仲について現在悩まれていたり、これから栄養士として働く上で気になってこのページにたどり着かれたのではないでしょうか。
「火のない所に煙は立たぬ」という言葉があるように、初めましての初対面の段階からすでに険悪なムードにはなりません。もしそのような状況なら前任や現任の栄養士との間で既に何か問題が起きていたと考えるのが妥当です。
仲が悪くなるには原因があります。その原因さえ分かって対処できれば、栄養士と調理師の仲は悪いということもなくなるはずです。
また、ネットが普及したことにより、良いことも悪いこともすぐ調べられるようになりました。
人は印象的に自分の考えに当てはまるものを大きく解釈する傾向にあります。自身がで調べた結果、悪いことがすべてと思いがちですが、まずは一度止まってしっかり自身で考えてみましょう。
栄養士が嫌われる原因
すでに調理師と仲が悪くなってしまった方も、今から栄養士として活躍予定の方も原因が分かっていれば対処することができます。
原因といっても栄養士と調理師の関係からすると献立内容や調理に関わることが大半です。いくつか例をみていきましょう。
献立に偏りがある
例えば、朝食の味噌汁に豆腐が入っていました。昼食の主菜が肉豆腐、夕食の小鉢が揚げ豆腐だとしましょう。
料理は異なりますが一目瞭然、朝昼晩豆腐が使用されています。又は昼食がエビフライ、翌日の夕食が白身フライの甘酢あんかけとなった場合はどうでしょうか。
2日続けて揚げ物になります。カロリー計算上は問題がなくても調理方法には焼く・煮る・揚げると大きく3つあります。調理の流れや方法、食材のかぶりや調理方法の偏りには注意が必要です。
調理の手際
栄養士は献立や栄養管理がメインではありますが、現状としては調理現場に立ち調理師と同じように立ち回らなくてはならない場合があります。
その際、食材の切込みが雑だったり、その現場での切り方を知らなかったり、理不尽ではありますがスピードが遅い場合にも調理師の反感を買ってしまう場合があります。
献立サイクルの間隔
本日の献立が赤魚の煮つけ、1週間前がカレイの煮つけ。食材は違いますがざっくりいうと魚の煮つけになります。
似たような献立の間隔や献立のマンネリ化も栄養士としての職務をサボっているように捉えられ、仲が悪くなってしまう原因になる場合があります。
嫌われる調理師?
必ずしも栄養士側が仲違いの原因となるわけではなく、調理師側にも原因はあります。
以下のような原因があるかもしれないということを抑えておきましょう。
栄養士の指示に納得していない
調理師は長年同じ職場に勤めていらっしゃる方も多く、今までの方法や流れに対して変更があった場合、又は新たな方法や工程が追加された場合、十分な説明がなされないと受け入れてもらえない場合があり仲たがいの原因になります。
栄養士を無視してワンマン
特に新しく勤務した栄養士に対して伝統を変えられたくなかったり、今まで通用していた我流が通用しなくなるという思いから、連携を取らない調理師さんもいらっしゃるようです。
栄養士を認めていない
新任栄養士にありがちなのが、栄養士の力量を疑われていることが原因となる場合があります。
調理師の資格を持っている調理師は栄養学や衛生の勉強もしています。軽はずみな発言や栄養と衛生面について調理師を頼る発言は慎んだほうがよいでしょう。
改善方法は?
すべての職場の栄養士と調理師の仲が悪いばかりではありません。他の業種でも人間関係の良い悪いがあります。
また、仲が悪くなった、既になっているとしても改善する方法はあります。それは特別なことではないかと思います。
上記で嫌われる原因を避けることがベストです。それ以外にも対立の要因もあると思います。
もしどうしても人間関係に疲れて働けない状態になったら、それは潔く転職をしましょう。
つらい環境で仕事を続けるのは体にも心にもよくありません。貴方に合った職場が必ずあります。
目指す業界によって栄養士の仕事や必要スキルは様々です。自分の目指す業界について知れることがあるかもしれません。
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栄養士と調理師の円滑な関係
今回は栄養士と調理師の関係についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
献立や衛生面については栄養士としてプロ意識をもって対応し、調理全般については調理師と相談しつつ円滑に業務を進めるよう、うまく気持ちを伝えていきましょう。
栄養士くらぶ編集部
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