管理栄養士国家試験の合格率・難易度

こんにちは!栄養士くらぶ編集部です!

栄養士くらぶでは、栄養士や調理師を目指す方や、実際に栄養士・調理師として働く方が少しでも役に立てるような情報やコンテンツを記事にしてご紹介しています!

今回は、栄養士・管理栄養士の資格取得の方法と難易度、合格率について徹底的に調査しました!

◎そもそも栄養士・管理栄養士とは?

栄養士とは、栄養学に基づいて栄養バランスの取れている献立font の作成や、調理方法、栄養素の計算や栄養指導を行う食生活のプロフェッショナルアドバイザーです。

栄養士には二種類あり、栄養士と管理栄養士があります。

栄養士は都道府県知事に申請して免許を受けた国家資格。
そこからさらに、国家試験に合格した人は厚生労働省が発行する国家資格の管理栄養士資格が得られます。

栄養士と管理栄養士の違いについてはこちらの記事を参考にしてくださいね👉

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◎管理栄養士 国家試験とは

管理栄養士 国家試験とは、管理栄養士の試験を得るための試験です。

養成施設の卒業と同時に資格を得ることができる栄養士とは異なり、管理栄養士の資格を取得するためには、栄養士免許を取得した上で管理栄養士国家試験に合格する必要があります。

管理栄養士 国家試験の試験期日は管理栄養士 国家試験は年1回、3月の初旬に行われています。

2020年は、令和2年3月1日(日)に行われます。

管理栄養士 国家試験の試験地は北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、岡山県、福岡県及び沖縄県など全国様々な地域で受験することが出来ます。

試験地は、試験約1ヶ月前に送付される受験票で決定します。

管理栄養士国家試験の試験科目は、以下のとおりです。

  • 社会・環境と健康
  • 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち
  • 食べ物と健康
  • 基礎栄養学
  • 応用栄養学
  • 栄養教育論
  • 臨床栄養学
  • 公衆栄養学
  • 給食経営管理論

合格発表は、試験の約1ヶ月後に郵送及び事務局への掲示で発表されます。

今年度は令和2年3月27日(金曜日)午後2時に発表されます。

参考👉管理栄養士国家試験|厚生労働省

◎管理栄養士 国家試験の受験資格

管理栄養士の国家試験には、5パターンの受験資格があります。
いずれかの条件を満たしていれば、国家試験を受験することができます。

主な受験資格は以下の4パターンです。
詳細は、栄養士法より引用している以下を確認してください。

  1. 修業年限が2年である栄養士養成施設を卒業している方
  2. ⇒病院や学校などで3年以上の実務経験が必要

  3. 修業年限が3年である栄養士養成施設を卒業している方
  4. ⇒病院や学校などで2年以上の実務経験が必要

  5. 修業年限が3年である栄養士養成施設を卒業している方
  6. ⇒病院や学校などで1年以上の実務経験が必要

  7. 修業年限が4年である管理栄養士養成施設を卒業している方
  8. ⇒実務経験は必要なし

(1) 修業年限が2年である栄養士養成施設を卒業して栄養士の免許を受けた後、次のアからオまでに掲げる施設において3年以上栄養の指導に従事した者ア 寄宿舎、学校、病院等の施設であって、特定多数人に対して継続的に食事を供給するもの
イ 食品の製造、加工、調理又は販売を業とする営業の施設
ウ 学校教育法(昭和22年法律第26号)第1条に規定する学校、同法第124条に規定する専修学校及び同法第134条第1項に規定する各種学校並びに就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律(平成18年法律第77号)第2条第7項に規定する幼保連携型認定こども園
エ 栄養に関する研究施設及び保健所その他の栄養に関する事務を所掌する行政機関
オ アからエまでに掲げる施設のほか、栄養に関する知識の普及向上その他の栄養の指導の業務が行われる施設
(2) 修業年限が3年である栄養士養成施設((5)に該当する養成施設を除く。)を卒業して栄養士の免許を受けた後、(1)のアからオまでに掲げる施設において2年以上栄養の指導に従事した者
(3) 修業年限が4年である栄養士養成施設を卒業して栄養士の免許を受けた後、(1)のアからオまでに掲げる施設において1年以上栄養の指導に従事した者
(4) 修業年限が4年である管理栄養士養成施設を卒業して栄養士の免許を受けた者(卒業する見込みの者を含む。)
(5) 修業年限が3年である栄養士養成施設であって、厚生労働大臣が栄養士法及び栄養改善法の一部を改正する法律 (昭和60年法律第73号)による改正前の栄養士法第5条の4第3号の規定に基づき指定したものを卒業して栄養士の免許を受けた者

管理栄養士国家試験|厚生労働省

◎栄養士・管理栄養士資格取得の難易度

・栄養士の場合

栄養士資格は栄養士養成施設で課程を修了、卒業と同時に取得出来ます。
そのため、難易度は高くないと言えるでしょう。

・管理栄養士の場合

管理栄養士資格は、国家試験の受験と合格が必要になります。

管理栄養士養成施設を卒業した場合は、国家試験の合格率は90%近くですが、実務経験を積んでから国家試験を受ける場合は20%以下と言われています。
なぜこのように合格率が大幅に変わるかというと、4年制という時間と養成施設の講義に国家試験への対策の時間が含まれているからです。

一方で栄養士資格を取得した後に実務経験を積むと、養成施設で習ったことを徐々に忘れてしまうということと、仕事と勉強に追われ満足に対策が出来ないからと言われています。
将来的に管理栄養士も視野に入れているという方は是非参考にしてみて下さい。

◎管理栄養士国家試験の合格率

管理栄養士国家試験の受験者数はそもそもどれぐらいなのでしょうか?

厚生労働省 健康局健康課栄養指導室 発表の資料によると、管理栄養士 国家試験の受験者数は以下のようになります。

受験者数(人)
H2621302
H2719884
H2819086
H2919472
H3017222

下記のグラフは最新5年間の管理栄養士 国家試験の受験者数、合格者、合格率をまとめたグラフです。
実施年によりばらつきがありますが、概ね45〜60%が合格率と言えるでしょう。

また、受験資格別の平成30年度管理栄養士 国家試験の合格率をみてみましょう。

合格率(%)
管理栄養士養課程(新卒)95.8
管理栄養士養課程(既卒)20.8
栄 養 士 養 課 程 ( 既 卒 )19.2

新卒の管理栄養士養課程の受験者は合格率9割と非常に高い水準なのに比べて、既卒(実務経験を積んでから国家試験を受験)の受験者は両方とも約2割となっています。

前述のように、確実に管理栄養士資格を取得したい場合は、実務経験のない方法を選ぶと良いでしょう。

◎栄養士になるには

・栄養士要請施設(養成校)を卒業する

まずは、栄養士の資格を取得する方法について説明します。

栄養士免許は、管理栄養士養成施設または栄養士養成施設※に認定された4年制大学、短大、専門学校を卒業することで取得できます。

栄養士養成施設は4年制大学、短大、専門学校があり、各栄養士養成施設は「高等学校卒業」が受験資格となります。
高等学校を卒業していない方が栄養士養成施設に入学する為には「高卒認定」の資格取得が必要です。

⚠栄養士要請施設とは

栄養士養成施設とは、厚生労働省から栄養士養成施設として認可された栄養士養成施設を指します。

栄養士養成施設にも様々な特色があり、実践に近い技術を身につけるために調理現場を重視した施設や、専門的な食品の研究、スポーツ栄養学や臨床栄養学などの知識を重視した施設があります。

栄養士以外の資格として栄養教諭などを取得できる施設があり、どの養成施設でも同じ栄養士免許を取得することができます。
また、厚生労働省から認可をされた栄養士養成施設は昼間学校のみになります。夜間課程のある養成施設に通っても栄養士資格を取得することは出来ないので注意が必要です。

◎管理栄養士になるには

管理栄養士の資格を取得するためには、栄養士免許を取得した上で管理栄養士国家試験に合格する必要があります。

管理栄養士 国家試験は、年に一回、毎年3月に行われます。
国家試験に合格した後に、所在地の都道府県に申請し管理栄養士免許を発行することで、正式な管理栄養士資格保持者となります。

◎栄養士・管理栄養士の仕事内容

仕事内容についてもみていきましょう。

栄養士と管理栄養士は、個人または集団に対して「食事や栄養の指導」をしたり、献立作成や食材の発注、栄養素の計算など「食事の管理」をする仕事です。栄養士と管理栄養士は、名前は似ていますが業務内容が少し異なります。

・栄養士

栄養学に基づいて、栄養バランスの取れた献立作成や調理方法の改善、栄養面から健康な食生活になるようアドバイスをします。

・管理栄養士

栄養指導のための企画や傷病者に対する療養のために必要な栄養の指導、大規模給食施設における管理業務や労務管理をします。

大きな違いとしては、栄養士は健常者に対応することができ、管理栄養士は健常者を含む傷病者も対応することが出来るという点です。
病院などの施設を希望する場合や、将来的に役職ある管理するポジションを目指す方には管理栄養士の資格の方が有利と言えますね。

  • 栄養士

  • 栄養バランスの取れた献立作成、調理方法の改善、健康な食生活のためのアドバイスをする
    *健常者に対応する

  • 管理栄養士

  • 栄養指導のための企画、傷病者に対する療養のために必要な栄養指導、大規模給食施設における管理業務、労務管理
    *健常者・傷病者に対応する

栄養士になるための注意点

上記でも簡単に説明をしましたが、栄養士になるためには「栄養士養成施設(昼間学校)」を卒業することが必要です。
最近ではインターネットによる通信講座などがありますが、そういったものでは栄養学を学ぶことはできても栄養士の免許を取ることはできません。

厚生労働省から指定認可された栄養士養成施設以外では資格取得はできないことになっています。これは通信講座では座学以外の実習、研修といった実践的な講座が出来ないからと言われています。そのため社会人が働きながら栄養士資格を取得することはできませんので注意が必要です。栄養士になるための費用と時間、自分の目標を考えどの養成施設が自分にとって良いか、カリキュラムをじっくり学びたいか、早く社会で活躍したいかじっくりと考えてみてくださいね。

栄養士を目指す皆様の参考の一助になれれば幸いです。

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栄養士くらぶ編集部

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5 件のコメント

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