管理栄養士、栄養士の資格を持っていれば専門的な知識を必要としている職場は多く、病院や福祉施設以外にも企業や研究所といった職場まで就職の場はたくさんあります。
せっかく資格を生かせるのなら、お給料も納得のいく職場に就きたいですよね。今回は栄養士の手取りの給料や高待遇の職場を徹底案内いたします。
目次
管理栄養士・栄養士の平均的な給料ってどれくらいなの?
管理栄養士、栄養士の平均年収は低いというイメージがある方もいらっしゃるかもしれません。確かに高いというわけではありませんが、平均的なお給料の手取りは20万前後です。
また、栄養士か管理栄養士かという資格の違いでも多少お給料は違ってきますが大きく変わることはなく、平均的な年収は新卒では250万くらいになり、30代で300~350万、その後400~500万まで上がりこのあたりがピークになります。あくまでも平均ですので勤める業種やキャリアによっては平均を上回る高待遇の職場もあります。
また、経験をつみ独立して仕事をしていくことも可能ですので、自分の頑張り次第で収入を上げていくことも可能になってきます。
独立した場合の収入の幅がかなり広く、あくまで上手くいけば収入を大きく増やすことも可能になるかと思います。
職場によって管理栄養士・栄養士の給料は変わる?
管理栄養士、栄養士の職場は主に病院、福祉施設、給食センター、食品メーカーなどの企業です。
どの業種についても管理栄養士、栄養士の知識を生かして活躍できますが、一般的に病院や老人福祉施設、食品センターや研究職といった命に関わりの深い業種になると年収が高く、保育園や学校、給食センター等の栄養に関係が深い業種になると年収が低い傾向にあります。
病院や老人福祉施設は管理栄養士のみの募集しかしていない施設も多く、栄養士として採用された場合にも決められた期間以内に管理栄養士の資格取得を条件に出される場合もあります。
栄養士資格を持っているのなら、管理栄養士資格を取得することは絶対に損ではないので、ぜひ挑戦してみてください。
年収は勤める地域によっても変動があり、人口が集中しているエリアでは高くなります。その他に公務員という選択肢もあります。
公務員としての職場としては病院や学校、保健センターなどがあります。公務員の栄養士は人気があり倍率が高く年齢制限もありますので狭き門になります。
地域によって違いますが管理栄養士の倍率は5倍から高いところになると50倍にもなり、受験できる年齢も30歳前後となっている場合がほとんどです。
しかし、安定したお給料と待遇が保障されていますので、就職する際の選択肢の一つとして考えてみるのもよいでしょう。
管理栄養士と栄養士ってどれくらい給料が変わるの?
管理栄養士と栄養士ではお給料が変わってきます。それは、管理栄養士と栄養士とでは職務内容が違っている部分があるからです。
管理栄養士も栄養士も栄養指導や献立作成、衛生管理などの業務を行いますが、大きな違いは栄養指導の内容になります。
管理栄養士は疾病や臨床の知識も踏まえ高度な栄養指導ができ、指導にあたって診療報酬を得ることができるため栄養士よりもお給料が高くなります。
まず、資格手当がつきますが栄養士では2000~5000円、管理栄養士では5000~10000円の手当がつきます。基本給も管理栄養士と栄養士では数万円の差があります。
更に管理栄養士配置施設の指定基準にあるように、施設の規模が大きくなるほど管理栄養士が求められお給料も高くなるため、就職先の選択肢も広がり年収アップできる就職先を見つけやすくなります。
自分に合った職場につきましょう
栄養士だけでなく管理栄養士の免許も持っていると就職先の幅が広がり、高待遇の職場につくことが出来やすくなります。
しかし、中には残業が多かったり、お休みがもらえなかったりといわゆるブラックな企業も存在します。
お給料はもちろん大事ですが、身体を壊してしまっては意味がありません。また、栄養士としての業務が少なくほとんど調理業務といったこともあります。
業務内容や残業についても面接等でしっかりと確認しておきましょう。
栄養士くらぶ編集部
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