念願の栄養士の職につけたけれども退職したい、栄養士としての就職が決まってけどまだ迷いがある。そうお考えの方がこのページを見に来てくださったと思います。寿退社以外にもお給料面や人間関係、勤務体制などさまざまな理由があるでしょう。そこで今回は円満退職をする方法についてご紹介します。
目次
栄養士が退職する理由
お給料が安い
栄養士として働くうえでよく耳にするのは栄養士はお給料が安いということではないでしょうか。栄養士業務もしつつ調理現場が回らなければお手伝いもしなくてはなりません。
ほとんどの職場が栄養士業務と調理業務の兼任で、提供時間が決められている調理業務が優先されるため、栄養士業務が後回しになり残業になってしまうことも珍しくありません。
しかし、お給料には反映されず内容に見合わないケースが多く見受けられます。そのためより良いお給料をもらえるところへ転職するため退職をします。
違法労働・パワハラ
いわゆるブラック企業と呼ばれる会社や施設に就職した場合、上記のお給料が安いだけでなく違法労働やパワハラといった心身ともに苦痛を強いられている場合にはどの栄養士でなくても職種でも退職を考えるでしょう。
人間関係
大人になってもいじめは存在します。陰口や無視といったその場にいることが苦痛になる人間関係では、働きづらく退職する理由になってしまいます。
退職前の準備
退職を決めたら退職届を出す前にぜひ確認しておいていただきたいことが3つあります。円満退職につなげるための大切な事項なので、ぜひ参考にしてみてください。
失業保険・退職金
退職して次の仕事がすぐに見つかるか分かりません。職を失うということは収入もなくなるということなので、離職中に生活していけるお金が必要になってきます。
必要なお金を確保するためにまず失業保険があります。自己の都合でやめた場合の失業保険が給付されるには退職後3か月後からになります。
まずは自分が失業保険を受けることができるか確認し、3カ月間生活できるだけの貯蓄をしておきましょう。退職金の積み立てをしている会社では勤続年数によって退職金が支払われるので、退職金制度があるかも確認しておきましょう。
退職の意思表示・引継ぎ
退職を決めたらすぐに退職できるというものではありません。法律上は退職日の2週間前に退職を会社に申告すれば問題ないとされていますが、円満退社をするためには会社で決められた既定の時期に退職の申告を行い引継ぎをしっかりと行っておきましょう。
税金・保険・年金
会社に勤めていた時には会社が代理で管理していた住民税や保険、年金などの管理を退職後は自分でしていかなくてはなりません。
また、離職しているとクレジットカードやローンが組めないことがありますので、新規加入や新規契約の予定がある方は注意しましょう。
退職のポイント
退職の報告をするにもポイントがあります。まず退職の話は上長と2人になれる場所で伝えることが大事です。また話をするタイミングも重要で、休みの前日に話をしましょう。上長にも休みの間に確認をしておいてもらい、休み明けに退職の書類を渡すことが円満退職に繋がるというデータが出ています。退職を考えている方にはそれぞれ理由があると思います。組織体制の立て直し時期で会社全体が忙しい時期で私生活に悪影響が出ている場合や、人間関係の問題が悪化している状態など様々な理由がありますが、体調を崩してしまっては本末転倒です。自分の体調や精神面を考慮して早めの行動を起こしましょう。
栄養士くらぶ編集部
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