お茶ゼリーの作り方。市販やお茶ゼリーの素も紹介!【介護・施設】

お茶ゼリーとは一般的に緑茶や麦茶などのお茶類をゼラチンで固めたものを指します。お茶ゼリーは水分補給に適した食べ物です。主に介護食として施設の給食として供されたり、赤ちゃんの後期の離乳食に用いられることがあります。高齢になるにつれて顎の筋肉や嚥下機能が低下します。すると食べ物を飲む力が弱くなり、水分補給も困難になります。その際、半固形状態であるお茶ゼリーは飲み込みやすいので嚥下機能が低下した高齢者やもとより食べ物を飲み込む力が弱い赤ちゃんに向いた食べ物です。

お茶ゼリーとは?

介護で使われることが多いお茶ゼリー


お茶ゼリーとはその名の通りお茶をゼリーにしたものです。ゼラチンやアガー、お茶ゼリー専用のお茶ゼリーの素を使ってお茶ゼリーを作ります。介護の現場では嚥下能力の低下した高齢者がいます。嚥下能力の低下した高齢者は通常のお茶の状態では飲みにくく、誤嚥を起こします。嚥下能力の低下した高齢者の水分補給としてお茶をゼラチンなどで固めたお茶ゼリーを提供します。お茶ゼリーの作り方は至って簡単です。栄養士さんや管理栄養士さんが献立作成や調理の中に入れることは多々あり、甘く味付けをしたお茶ゼリーは高齢者の方々にも人気のデザートでもあります。

お茶ゼリーのそのほかの目的

手軽に作ることができ、栄養士の間でも意外と人気のメニューとなっているお茶ゼリーですが、嚥下しにくい方への提供目的のほか、嚥下訓練としてお茶ゼリーから始めるのに提供します。その際には交互嚥下といい食物を嚥下した後、お茶ゼリーを嚥下し、口腔内や咽頭部分に残った残留物を取り除いて清潔にするという目的もあります。

お茶ゼリーにはメリットも

お茶ゼリーを食べることでメリットも存在します。緑茶は抗菌作用があるため口腔内を清潔に保つメリットがあります。高齢者はもちろんのこと、小さいお子さんにも効果があり口腔ケアとしてもオススメです。

お茶ゼリーはどのような人にオススメ?

お茶ゼリーの一番のオススメは高齢者の方


お茶ゼリーは先ほどにもありましたが、嚥下機能が弱った高齢者や、嚥下訓練のために使用するかたへオススメします。嚥下機能が衰えている方は咽頭部に食物が残存し、それが残っていると肺の方へ食物が落ちてしまい、誤嚥性肺炎をおこしてしまう可能性があります。

お茶ゼリーは実は高齢者の方以外にもオススメ

お茶ゼリーを一番にオススメする方は上記のような高齢者の方が一番ではあります。ただ、メリットにもあったように緑茶には抗菌作用や様々な成分が入っており効果も抜群にあります。そういったメリットから小さいお子さんにもオススメですし、さらには成人の方や中年齢に方々にもとてもオススメなのです。ですので、ご家庭の料理やおやつとしてもぜひオススメです。

お茶ゼリーは食事の最後に食べるのがベスト

食事の最後にお茶ゼリーを食べることで誤嚥性肺炎の予防が期待できるということもあり、嚥下機能が落ちたと自覚していない人でも高齢者の方へは食後提供することをオススメします。

お茶ゼリーの作り方は?

お茶ゼリーの作り方はとても簡単です。準備するものは・お茶と・粉末のゼラチンのみです。主なレシピは以下をご参考になさってくださいね。

(材料)
お茶250g 粉ゼラチン3g

(作り方)

  1. お茶を鍋に入れ沸騰する手前まで温めます
  2. 粉ゼラチンを投入し溶かします
  3. 固める容器に移し、冷やし固めます

以上です。

お茶ゼリーは厨房でなくても作ることができる

このようにお茶ゼリーを作り方はとっても簡単ですよね。多めに作ってストックしておくと便利ですよ。介護現場では厨房で作ることがほとんどですが、手間がかかるため在宅介護やベットサイドでもっと簡単に作りたいといった方もいらっしゃると思います。その方には白湯を混ぜるだけでゼリーになる粉末もあるので、使いやすい方を是非利用してみてくださいね。

お茶以外にもできるの?

お茶ゼリーは緑茶以外に...


お茶ゼリーを作るときに基本的には緑茶を使う栄養士さんが多いです。ただ緑茶が苦手な方もいれば成分の中にはアレルギー反応が出てしまう方もいます。そんな方々には緑茶以外にほうじ茶、紅茶、経口補水液やポカリスエットでも作ることができます。用途に合わせて作ってみてもいいですね。

ゼラチンで作るけど寒天ではダメなの?

お茶ゼリーは基本的にゼラチンで作ります。では同じ固めるものとして寒天ではダメなのでしょうか。まず、ゼラチンと寒天の違いについてですが、固まる温度、溶ける温度が大きく違います。

  • 固まる温度:ゼラチン15℃以下
    寒天30℃以下
  • 溶け始める温度:ゼラチン25℃以上
    寒天85℃以上

またゼラチンは変形しやすいのですが、寒天は変形しにくいといった性質があります。そのため喉を通る際に変形しにくい寒天は飲み込みにくいといった状況になります。嚥下が低下している人にはゼラチンでゼリーを作ることをオススメします。

意外と知らない?お茶ゼリーの存在のまとめ

いかがでしょうか?お茶ゼリーの存在を知らない方も多く、介護現場での献立作成に悩まれいる方もいるかと思います。そんな方々に今回読んで頂いたことでお茶ゼリーがどのようなものなのか、どんな方にオススメか、そしてどんな効果があるかなどご理解して頂けたかと思います。自身の栄養士としてのスキルや献立レパートリーにぜひお茶ゼリーを加えて頂き、少しでも参考になってくれたら嬉しいです。

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栄養士くらぶ編集部

栄養士くらぶ編集部です。栄養士、管理栄養士、調理師さんの転職サポートや人材派遣を行うアスカグループが運営しています。栄養士、管理栄養士、調理師さんの皆さん向けに転職・キャリアのノウハウはもちろん、働き方やライフスタイルのちょっとしたアイデアなどもご提供していきます。

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